多頭飼育崩壊現場対応、本当に様々な方を巻き込ませて頂き、ご協力頂いて、少しずつ進んでいます。ありがとうございます。

現場は糞尿とその匂いが建物に染み込んでいるため、マスク無しで入るのは危険な状態でしたが、ついに昨日から現場の環境改善のために特殊清掃の方に入って頂くことができました。

特殊清掃に入って頂くためには、現場にいる約30匹の大人猫を清掃の間どうするか、ということが課題でした。

色々と当たりましたが、結局、保護場所も一時保護できる場所も見つからないため、飼い主さんや特殊清掃の業者さんと何度か話し合いをして調整しました。

最終的には、猫を全頭捕獲し、ケージで管理をして、現場内の物置として使っていた2階の一部屋(これまで猫は入っていなかった比較的きれいな部屋)の荷物をすべてどかして、そこに猫を移動することにしました。

荷物の量も多かったので大変だったとおもいますが、飼い主さんのご家族が頑張ってくださいました。

特殊清掃が入るまでにほとんどの猫は捕獲できていたのですが、残りの9匹の猫の捕獲が、すばしっこくてなかなかできず、清掃の前日の夜に対応しました。

夕方18:00過ぎから作業し、すでに捕まえた猫の移動や清掃、残りの猫の捕獲などで結局終わったのは夜21:00過ぎ・・・。ヘロヘロになりながらも無事に全頭捕獲できました。すべての猫たちをケージごと保護部屋に移動させようと思ったのですが、大きなケージに入れた猫が、ケージが重すぎてボランティアの細腕(笑)では2階の保護部屋へ持ち上げられず・・・。

結局、清掃当日の朝に業者さんとご家族さんに一緒に持ち上げて頂き、なんとか2階に運ぶことができました。

また、子猫については多くのボランティアさんのご協力のおかげで全頭保護できました。

子猫は17匹です。

その他、保護したけれど残念ながら亡くなってしまった子猫も6匹。この子達は産まれた時点で体重が60gくらいしかなく、母乳やミルクも身体が受け付けず、ボランティアさんたちが一生懸命対応しましたが育つことができませんでした。

清掃終了後にさらに猫たちの過ごす環境改善をしながら、大人の猫についても保護やご家族探しを進めて行きますので、今後とも応援をよろしくお願いいたします。

2019.07